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Retulフィットのお話

※過去記事のため、ネタなど古いままの場合がありますが名称や価格は2024年に更新しています。

冬ということで再度ご紹介。

当店がサービス展開しているスペシャライズド「Retulフィット」(以下Retul)のお話

今年、スペシャライズドとサプライヤー契約を結んでいるボーラのペーターサガンが世界選3連覇を達成、クイックステップが勝利数ランキング1位となる56勝を挙げました。ボーラの選手もクイックステップの選手もすべての選手がRetulを受けてポジションやコンディションの調整を行っています。もちろんRetulが全てではありませんが勝利を結びつけた一つの要素であったことは確実だと思います。

これまで、サービス開始以来、60名近いお客さまにRetulを受けていただきました。
比率として、当店購入の方もいらっしゃいますが半数以上はバイクメーカー問わず他店で購入なさったお客さまです。
(当店購入のお客さまは納車の段階でRetul理論に基づきある程度ポジション設定を出してしまいます)

年齢層やキャリアはさまざまで、
年配の方から高校生、ロードバイク歴数ヶ月から15年以上のベテラン、週末ライダーから競技志向の方まで

「ロングライドすると肩が痛くなる」
「短い距離でも膝が痛くなる」
「適正なポジションであればもっと楽に走れるんじゃないかと思って」
「せっかく良いバイクを買ったので良いポジションで乗りたい」
「大会で好成績を残したい」
・・・などなど。
さまざまなお悩みご希望を持って予約をいただきます。
これだけは断言できるのですが、痛みを我慢することは決して上級者への近道ではありません。
「痛みの先に栄光が」といいますが、痛みの先に待っているのは故障だけです。

 

次は身体測定で、左右差、脚長差、筋肉のつき方、柔軟、関節の動きなど全18項目をチェックします。

あまり自覚のある方はいませんが、みなさん多かれ少なかれ左右差があります。骨の長さが違う人もいますし、骨盤の角度が違う人もいます。
過去のケガによって関節に制約がある人もいらっしゃいます。ペダリングに左右差を感じたら身体になにかしらの差がある可能性が高いです。
フィッターは、客観的に一つ一つ確認していきます。左右差があることや関節に制約があることは、「良い・悪い」ではなく身体的特徴に合わせてバイクを作っていくためのヒントにし、バイクポジションやアイテムなどを決めるための重要なプロセスとなります。

ここまでで約1時間です。

身体測定のプロセスが終わると、
身体に無理がないよう、個々の状態に合わせてポジションを作っていきます。
フレームサイズがそもそも合ってない方もいらっしゃり、難しいケースもありますが、
バイクと人を科学的に検証し、快適で、最終的にパワーが向上してなおかつ持続性があるポジションを目指します。
もちろん、Retulは世界共通のメソッドですから、「基準」はありますが、100人いれば100通りのポジションがあります。

脚や腕につけた最新の3Dモーションキャプチャーが動きを数値化してくれます。
絶えず動き続けるペダリングに対し、軌道や角度を映し出しています。人間の目というのは非常に曖昧ですから、こういったツールが非常に役に立ちます。

どれだけ「この角度が正解」みたいなものがあったとしても、ライダーにとって不快であっては意味が無いことです。
フィッターは過去の先入観にとらわれず、ライダーから得られるフィーリングがひたすら向上するよう、変化の前後で聞き取り、
ライダーに対しフィーリングが良くなったか不快になったかライダーが納得いくまで動かしていきます。
ここまでで3時間ほど。
機械的・数値的なものではなく、あくまでフィッターの技術を駆使するところが他のフィッティングサービスと異なる点です。


ペーターサガンの動画をYOUTUBEで見てみてください、彼は毎年シーズン前とシーズン中にRetulで必ずポジションを微調整します。後ろの選手と比較していかに上体が安定しリラックスしたポジションで石畳を駆け上がっているかがわかると思います。
たくさん乗ってるのに、疲れるだけで上達した気がしないなどと感じられる方は、体力的な部分より、身体に合わないバイクポジションやペダリングに問題のあるケースがほとんどです。

ポジション調整が完了したら実際に作ったポジションで乗り出していただき、約1ヶ月後にはフォローアップといって新しいポジションに馴染んでいるかどうか、微調整を行う機会を設けています(約30分)

 

15年以上になるベテランライダーはRetulを受けてから数週間後のフォローアップで私たちにこう言ってくれました。
「自分が自転車はじめた頃にこんなサービスがあったら、こんなに悩まないで済んだし、自分の自転車ライフはもっと素晴らしいものになったのに。」

ある競技志向の方はペダリングモニターをつけた状態で受けられましたが、みるみるペダリング効率が向上していくのに驚かれました。
Retulとペダリングモニターは全くの別モノですので向上したから良いというわけではありませんが、結果的に非常に喜んでいただきました。

また、ある方は去年完走できなかったサイクルイベントで今年完走できたとか。

ある方には、Retul後に参加したヒルクライムレースで年代別表彰台に上がることができたと報告をいただいたり。

 

 

来春、楽しく快適にパフォーマンスが発揮できるように、このオフシーズンにいかがでしょう?

BGfit料金(用品別途)
ロードバイク・MTB 27,500円(税込)
TTバイク・トライアスロンバイク33,000円(税込)

ロードバイク、MTBフィット料金について、スペシャライズドストアの料金33,000円に対し当店では27,500で実施しています。
開始当初は販売店に価格設定が委ねられていたためですが、
使用する機材(ソフトウェア・3Dモションキャプチャー)や工程はスペシャライズド本社やストアと全く同じです。

 

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