当日の流れやサポートライダーの動きなど、記憶が遠くならないうちに。
つまらない記事ですが私の備忘録として。
前日の段階で雨予報80%となりグランフォンドコースがショートグランフォンドコースに変更になることが決定。
夕方青年会議所の遠藤さんから連絡をもらう。
それにしてもカットになった葉山、田代地区の住民のみなさんにとっては残念な結果であろう。田代地区は地区をあげて声援を送ってくれるエリア。みんなが楽しみにしてくれていたはず。気の毒でならない。
19:00 サポートライダーの前日説明会のため寒河江市へ。
これまで4月14日、5月26日、6月2日と計3回試走会と前日の説明会を開催、皆勤賞のライダーもいて、ボランティアのサポートライダーには頭が上がらない。
説明会での話題の中心は雨天時の対応について。
内容は割愛するが来年に向けて危機管理上もう少し煮詰めておく必要があるのでは。
当日、5:30起床。
はい、やっちまいました。寝坊です。スマホの目覚ましが背中の下にあって気づかず。
起こしてよ!と宮﨑に言いかけたが私も同罪。
慌てて着替えて家を飛び出し、会場へ。
6:10会場入り
スタッフ駐車場に着いてとりあえず栗村さんに平謝り。苦笑いで済ませてくれたが申し訳ない。
前日せっせとブースで販売するものや工具など準備していたがあれよあれよとグランフォンドのスタート時間になってしまい、会場に持っていく約束をしていたお客さんに商品を渡してバタバタと出走準備。ブースはなし崩し的に出店中止にした。
あてにしてくれていた人には申し訳なかったかなあと思う。
私の装備は、SportfulのNoRainジャケット、モンベルのサイクルレインジャケット、パールイズミのレインパンツとレインシューズカバー。
王滝MTBのために買った雨装備フルコンボ。止まらず走りきるならもっと軽装だけどサポートとして止まる時間やダウンヒル区間のことを考えるとこれくらいは必要装備。
ゲストに来てくれたYoutuberはどうだったのだろう。旬だからみんな喜んでくれただろうか。
6:30
グランフォンドではトッティさんが先頭になり、慈恩寺エイドを目指してスタートが始まった。
ライダーの出走に合わせてサポートライダーの出走タイミングを調整する役割をトッティさんにお願いしたのだった。
正直、人に任せるの心配だったのだけどこれが私の想像以上に良く制御してくれて。
バインダーを持参し、サポートライダー名簿をラミネートしたものを自作し、油性ペンで到着時間を記入してエイドにいる参加者のボリュームを見つつサポートライダーを送り出してくれた。また、全体最後尾を担当してくれたのもトッティさん。
先頭スタートから最終ライダーのゴールまで、なんと10時間半に渡ってサポートを続けてくれた。MVPを挙げるなら彼だろう。
7:05
先頭慈恩寺到着
7:15
トッティさんより緊急LINE
入間エイドの準備が出来てなく、慈恩寺エイドで参加者を足止めしてるらしいとのこと。
私と宮﨑がまだ本部前にいたので慌てて遠藤さんに確認、本部に報告が上がってきてないらしく、エイド間だけで判断があった様子。
慈恩寺、入間に連絡してもらい、すぐにライダーを出走させるよう話す。そうしないと慈恩寺エイドに参加者が溢れ、一斉に出走したら危険性が高まってしまう。雷でもなければ雨の中で参加者を足止めするリスクは前々回の失敗でわかってるはず。
結局出走再開で100人以上が一斉に出たようで、ちょっといただけない状況だった。
サポートライダーも、後方に配置する予定だったが、ここで出走開始。トッティさんのナイスな判断だった。
このタイミングで私も慈恩寺エイドに直接向かい、全体最後尾を宮﨑が担当。
私が到着したときには流れが順調になっていたが、サポートライダーの待機時間が最大1時間になってしまったので、すまないなあと思った。
慈恩寺エイドでは、ひすい汁、玉こんにゃくが提供された。毎年もらっている木札は今年はサポートライダーには無かった。
今年びっくりしたのは、私の両親が慈恩寺エイドに現れたことだった。
うれしいやら、みんなも知ってるので恥ずかしいやら。正確には宮﨑に会いに来たのだけど。
聞けば、手伝いに来てる人の中に母の友達が居るのだという。
無事に会えて良かったね。
大事な嫁さまをその人に紹介したかったのもあるのかな。
でも、なんか縁。ボランティアの中に私とつながりがある人が居た。
そんな小さな縁が自分とツール・ド・さくらんぼのつながりを大きく感じさせた。
会場には父の知り合いもいて、挨拶できたのは良かった。
前回の記事にも書いたけど、この大会を通じてボランティアの人たちにも参加して良かったと言ってもらいたい。
偶然にもこの出来事で尚更そう思う。
9:23
ファミリーコースも含め徐々に慈恩寺エイドから参加者が減り、
グランフォンド最後尾から入間出発のLINE。そろそろ出走準備にかかる。
これまで出走管理をしてくれたトッティさん、体がすっかり冷えてしまったとのことで、私のレインジャケットの中に着てたNoRainジャケットを着てもらう。
最後尾はメディオフォンドのぬまっちさんと文章さん、ショートグラン最後尾のトッティさん、全体最後尾の私。
入間エイドに向かって4人でスタートを切る。
ぬまっちさんたちと別れたあと、いよいよ全体最後尾を追いかける。
雨脚は徐々に強くなっていき、パールのレインパンツとシューズカバーが滲みてきた。ゴアテックスじゃないと駄目だね。無いよりはよっぽどマシだけど。
10:24~10:36
入間エイドの人たちはとても元気。代表のおじさん(どんな立場の人かよく知らないので失礼かも)がずっとツール・ド・さくらんぼに来てほしくて、自主エイドから始まってついに今年正式にエイドステーションになったんだとか。わさおさんがその姿を毎年見ていて、おじさんに「良かったね」って声かけたんだって。そしたらとっても嬉しそうな顔してたって良い話。
いりまるくんステッカーせっせと配ってたらしいのでもらったみんな濡らしてなければ大事にしてね。あと、入間って土地を覚えて欲しい。
芋煮とクレープをいただいた。芋煮はいわゆる醤油ベースの里芋牛肉。芋煮の話になると庄内やら宮城と火種になるので詳しくはしないけど非常に温まって美味しかったと。
宮﨑と合流。これで全体最後尾となり大井沢を目指してスタート。今年はグランフォンドが無くなったのでタイムアウトはまだまだ余裕。
10:33
メディオフォンドの最後尾が秋葉山エイド到着
水ヶ瀞ダムを過ぎたあたりで最後尾参加者に追いつく。
プレッシャーをかけないように離れてついていくがやっぱりこれってプレッシャーだよな。。とは思う。
収容車のディーゼル音はやはりプレッシャーになると思う。ドライバーさんに少し離れてついてくるようお願いする。
月山湖のフラットになったところで回収となった。この寒さであればリタイヤは致し方ないこと。賢明な選択だと思う。
私自身も、過去に雨のサイクルイベントで雨対策が充分でなくリタイヤした経験があって、それを踏まえて今の装備があるので。
その後は大井沢まで最後尾となった女性の方と順調に大井沢へ。脚も回ってるし、大丈夫そう。
11:40
メディオフォンド朝日町エイド到着
12:19
最後尾大井沢到着。去年はこの時点で14:00ごろと記憶。かなり早い到着。
今日のコース内で最高標高地点なので、レインウェアを着ていてもさすがに寒い。パールイズミを悪者にするつもりはないのだけど、完全に中に滲みてる。
前の日に慌ててワークマンでレインジャケットを買った宮﨑に聞くと、寒くないらしい。ふーん。
やはり寒すぎてここでリタイヤを余儀なくされた参加者も多いらしく、この先の大豆森の下りを考えるとかじかんだ手では難しいと思われた。
おこわと山菜そばをいただいた。
13:00
大井沢を出る。上り区間で単独の女性参加者に追いつき、宮﨑が話しかけに行く。
こういうときは女性同士のほうが心強いよな、うんうん。
そしていよいよ大井沢トンネルを向け大豆森のダウンヒル区間へ。宮﨑が先導しゆっくり下っていく。
13:26
メディオフォンドの最後尾がゴール
お疲れさまです。
13:49
柳川エイド到着。
エイドスタッフの方に、大豆森の下りで怪我された方は?と恐る恐る聞く。
すると、転んで擦過傷の参加者はいたが救急車を呼ぶような重大な落車は起きていないそう。
参加者のみなさんが本当に気をつけて下ったからとも言える。素晴らしいこと。
毎年楽しみにしてるのがここの唐揚げ。山形地鶏の唐揚げは柔らかく何個でも食べたくなる。
合流したゼッキーさんが一緒に提供されていた山形地鶏の温泉たまごをディップして食べていた。
真似してみたら美味しかった。新しい食べ方として関係者各位ぜひお試しを。
最後尾のライダーを送り出して私たちも出る。
きゅうり、山形地鶏の唐揚げ、山形地鶏の温泉たまご
火事のあったところで止まってポンプを跨ぐ。
トッティさんと宮﨑はシクロクロッサーだけあってシケイン超えのように軽快。職業病かも。
気づいたら雨が上がって路面がドライに変わっていた。
気温も上がって一気に快適に。朝日町エイド目指す。
15:36
朝日町エイド到着。
路面コンディションも良くなってシューズカバーとレインパンツを脱ぐ。
前を走っていたゼッキーさんきょうへいさんと一緒に出る。
ぶどうジュースが染みる。朝日町エイドの一番の楽しみ。
つくねも良かったし。ゼリーも美味しかった。
エネルギー充填。ゴール目指そう!
おっとっと。みなさん忘れちゃいけない。左沢高校サブエイドの存在。
ここは意外とスルーされてる可哀想なエイドなのです!
前を走っていた最後尾の参加者も左沢高校サブエイドをスルーしていき、そもそも知らない方も多い。
来年以降パンフレットにも載せてあげたほうが良いのでは?←後日関係者の話を聞いたのだが、パンフレット作成時には、まだやるやらないが確定しないらしく載せることができないんだそう。左沢高校の先生!早めの決断をお願いします!
ここでは、パン、フルーツチップス、プライスレスの高校生の笑顔。
正式なエイドと同じくCCDドリンクもあった。
「食べてってくださーーい」「どうぞー!」黄色い声が私の涙腺を刺激する。
42にもなるとこういうので泣けるようになるもんで。
ありがたくいただき、せっかくなのでと写真撮らせてもらった。
高校生たちと最後尾を守るサポートライダー。
「清と濁」のコントラストよ。。
とにかくみなさん、来年も左沢高校サブエイドあったら忘れずに寄りましょう。喜んで迎えてくれますよ!
元気をもらった私たち、ゴールを目指して走る。
ここまでくると、もう問題なし。
一気にゴールゲートをくぐってゴール。
16:50サポート終了。
青年会議所の遠藤さんや寒河江市の栗村さんの顔を見て安堵。
閉会式がすぐに始まり、女性ゲストのスピーチで大きな失言を聞きがっかりしながらバイクを片付ける。
夜、内輪のサポートライダーと反省会。今回は救急車の出動もなく、大きな問題となるクレームも無かった。
大成功の方に入るのではないかとの意見で一致。
ウチは協力団体ってことで毎年関わらせてもらってて。
生き字引のようになってしまったけれど、やっぱり手伝った甲斐はある。
手を真っ黒にしても真っ赤にしてもやっていられるのは
「自分のためにではなく、他人のために走る充実感。」
サポートライダーをやっててそんな感覚があるからだと思う。
寒河江に生まれたことがきっかけで自転車が好きってだけでこんな気持になれるのも幸せである。
おわり。
最後に気になったこと
毎年問題になるのだが
エントリーしていないライダーが参加者に混ざって走っていたこと。もちろん、専有ではないので禁じることはできないけど、一人前のライダーの自覚があるならわざわざエントリーしてない大会に行って走らないし、エイドの提供物を食べていたなら悪意もあり言語道断。
さらにもしコース上で事故沙汰になったらツール・ド・さくらんぼの主催者は、この人は関係ないからと責任を免れられないのである。やめてほしいと思った。
雨のため出走しないライダーが車でエイドステーションを回っていたこと。
エントリーフィーを払っているのにと対応したサポートライダーが言われたそうだが、雨だからといって参加者全員が車でエイドに乗り付けたらどうなるか。。気づいた方には主催者がやめていただくように言ったようだが複数台いたらしく残念である。
参加案内に書くまでに値しないような事なのだが。。
来年以降、参加案内に明記したほうが良いと思われる。
はじめまして。HKと申します。
このたびツールドさくらんぼに参加させていただいた者です。
都内から新幹線で輪行して2度目の参加です。
あいにくの雨で残念でしたが、山形県のおいしい食事と温泉に
癒されて帰ってきました。
運営、サポートライダーの方を始め、地元の方々の多大な
ご協力に感謝いたします。
「ツール・ド・さくらんぼ2019 サポートログ」ですが、
イベント舞台裏の苦労話を大変興味深く読ませていただきました。
一点、私の認識と異なる個所があり、この場をお借りして
述べさせていただきます。
>開会式で、あるゲストが何度も出ているから70kmくらいで
>飽きちゃうっていう話をしていて、なんだかなあ。と。
上記の発言は、ゲスト自身が参加者の反応をネタにしたもので、
「コースに飽きている」と言っていたわけではありません。
(開会式からしばらくは「ゲストご自身が」写真撮られまくるが、
70km越えたあたりで慣れてきてみんな写真撮らなくなる。
という意味です。)
こういう誤解は、もしご本人が読んだらがっかりすると思います。
個人的に、かのゲストさんには来年も来ていただきたいので
コメント欄をお借りして書かせていただいた次第です。
文中ではライダーのマナーうんぬんについても書かれて
いましたが、非常に感じ入るところが多く、次回開催時は
感謝と謙虚な気持ちを持って参加しようと思いました。
以上、長くなりましたが、皆様お疲れ様でした。
HK さん
コメントありがとうございます。
ゲストについて、他の方からも同じ内容のコメントあり、私も準備のかたわらで聞いていたので認識違いがあったと思われます。
訂正いたします。