トラックフレームのご紹介ですが昔話
東京のピストムーブメントが最高潮にあった2009年、当時バイシクルメッセンジャーだった私。CMWC東京大会が開催され、同僚たちはこぞってNJS、カラビンカなどのトラックフレームに乗り、私も赤いケルビムに乗って街を駆け巡っていたのを思い出します。
ナイキがお洒落ピストの兄ちゃんを使って「ブレーキ無し、問題なし」の看板広告を原宿に出して大炎上したのもこの頃。
それ以降ですね。世の中が前後ブレーキがない自転車を公道で使うことが悪だとはっきり認識したのは。
まだまだ自転車趣味がマイナーで、メッセンジャー業にプライドを感じていた時代でもあります。
リーマンショック以降、時代の変化もありメッセンジャー業が稼げなくなり辞めてしまったのが大半ですが、まだ会社にいる(はず)同郷のH氏はいかがお過ごしだろう。
10年ひと昔の話。
そして2019年
当時想像もつかなかった東京オリンピックを10ヶ月後に控え、テストイベントや選考会、選手からの協会の告発など話題に事欠かない今日ですが、マイナー競技にも脚光を浴びるとてもいい機会だと思います。ラグビーのW杯がここまで盛り上がりを見せているのは国民的な興味がスポーツ全体に向いているのもあるかもしれませんね。宮崎父はオールブラックスのユニを買ったらしいです。
自転車トラック競技も見るスポーツから参加する競技へ、少しずつですがトラック競技が盛り上がりを見せています。
そのタイミングを知ってか知らずか、スペシャライズドよりTRACK競技仕様のALLEZ SPRINTが登場します。
ああ、やっと本題です。
ALLEZ SPRINT TRACK FRAMESET 140,000円
スペシャのトラックフレームが毎回ロードに比べ派手なペイントで登場するのは、そんな時代から続くストリートの空気感を纏っているからに他なりません。
とはいえ、ロードのようにメジャーではありませんから、数量限定のワンタイムエディションになります。
発売は当店はじめエリートショップで。10月25日以降出荷開始となりますのでおはやめに。
ブレーキは前しか付きませんので公道使用不可となります。