E-BIKE TURBO, 商品紹介

スペシャライズド E-bike 「TURBO」いよいよ販売間近

最近話題のE-BIKE
ヨーロッパではすでに普通の自転車よりも人気が高いというE-BIKE
スペシャライズドのE-BIKEもいよいよ日本に上陸します。
先日厚木に行って取り扱いの講習を受けてきましたので、そのご紹介。

まずE-BIKEとはなんぞや、というところなのですが、
いわゆる電動アシストがついたスポーツバイクのことを指します。
例えば……
キツイトレーニングが出来なくても遠くまで走りたい、高い山に上っていい景色が見たい方。
旦那様が普通のロードバイクに乗っていて、体力差はあるけれど一緒にサイクリングを楽しみたい奥様。
身体的なハンディキャップがあるけれどスポーツサイクリングを楽しみたい方。
エコに興味のある方。
などなど。
そんな方々におすすめなのがこのE-BIKE「TURBO」なのです!

「TURBO」というのはスペシャライズドのE-BIKEブランドの総称です。
ロードバイクの「CREO SL」MTBの「REVO SL」が今回のラインナップ。

日本に入ってくるのは今回は初になりますが、スペシャライズド自体は2008年からE-BIKEを作り続けていてノウハウもバッチリです。

こちらは旧モデル
ハブ式モーターなんてものも

私も2017年のメーカー展示会で当時のE-BIKE MTBに乗らせてもらったのですが、その頃のE-BIKEはハイパワーだけどにかく重い!
ゲレンデの斜面も平地のように上れたり、一番ハイパワーモードで漕ぎ出すとひっくり返るレベル。
現在他のメーカーから出ているE-BIKEユニットも含め従来のE-BIKEはパワー重視です。
しかしその分ハンドリングが鈍り、重量も重くならざるを得ません。

 

スペシャライズドは考えた。
「そんな無駄に大きなパワーは必要ない」

というわけで出来たのがこちらのモーターユニット

左が前モデル、右が今回のSL1.1ユニット

小さい!軽い!
モーターだけの重量で1.95kg
こちらはスペシャライズドのバイク専用で設計されています。つまり自社開発(製造は別)
シマノやボッシュのモーターを採用しているメーカーは、そのユニットありきのフレーム設計しか出来ないのですが、
このSLユニットはフレームと専用設計なので見た目もスッキリ。

大きな特徴としてはアシストが切れても重くなることがありません。
つまり電動アシストの一般車のようにバッテリーが切れたら重ッッッ!ということにならないということ。
従来のロードバイクと同じ乗り心地です。
そしてパワーのアシスト比率は約2倍で設計されています。
他のバイクメーカーは採用しているシマノやボッシュは海外の規格に合わせ4倍のアシスト比率で設計されており、国内で販売されているモデルは国内規格に合うようにパワーを2倍程度に制限しています。
スペシャライズドのSLは最初から約2倍。
これは日本に合わせて作ったわけではなく、全世界で同じモーターが使われています(設定は変えてあります)
つまり軽く小さく作れるということ。
パワートレーニングをされている方はピンとくるかなと思うのですが、パワーでいうと240wのアシストです。
つまり100wで漕ぐと340wの出力があるということ。
十分ですよね。
そう、スペシャライズドは悟ったのです。「そんな無駄に大きなパワーは必要ない」
CREO、REVOそれぞれの重量こんな感じです。

軽い!

メンテナンス講習も受けました。
これで扱いもバッチリ。

さて、やはり気になるのは「実際乗るとどうなのよ」というところ。
正直自分も電動アシストでしょ~~?みたいなイメージがあったのですが……

というわけで試乗した感想いきます。

まず最初になのですが、TURBOは「繋がるバイク」です。
というのが、
 
↑の「mission control」というアプリを通して、走行記録を取ることが出来たり、E-BIKEの設定を変えることが出来たり、更にエラーが起こったりした場合にはそのエラーが「どこで・どういうエラーが起こったのか」を記録してくれたりもします。
近未来……!

自分たちも試乗前にこちらのアプリをダウンロード、乗るバイクとペアリングを済ませました。

スペシャライズドのE-BIKEにはアシストモードが三段階あります。

CREOの場合はアシスト量の少ない方から「エコ・スポーツ・ターボ」


自分の場合このような平坦はエコモードで十分だな、という感じでした。
アシストは24km/hまでで段階的に切れていくのですが、その変化がとてもスムーズで気づかないほど。
アシストが切れていくとモーター音が静かになるのでああアシスト弱くなっているんだな、というのは分かるのですが、乗っているフィーリングは驚くほど自然。
24km/h以上出て完全にアシストが切れても抵抗感があるわけではなく、よく走るロードバイクという感じ。
現在ロードバイクにお乗りの方は分かるかなと思うのですが、バイクを走らせるとき漕ぎ出してスピードに乗せるために一番力を使う場面で、E-BIKEの場合はアシストが効いてくれるのでとても楽でした。
更にCREOはオールロードバイクであるDIVERGEに近い設計をしているため(フューチャーショック搭載、40cのタイヤまで入ります)
砂利道もガンガン走れます。
ちょっとパワーの必要なオフロードでもアシストがバッチリ効いてくれるので難なくクリア。

ここでスペシャライズドのE-BIKEの大きな特徴なのですが、アシストはケイデンスと大きな関係を持つ様になっています。
どういうことかというと、例えば平坦を走っていたギアで急な上りに突っ込んだときに、重いギアのまま踏んでいこうとするとアシスト感が弱くなるのです。
重いギアでも上りギュンギュン!という自転車ではありません。
ちゃんと適正なギアを選択して、しっかり回して走る必要があります。
停車からの発進のときも、重いギアのままでギャン!と発進できるわけではなく、普通のロードバイクと同じように停車前にギアを軽くして、発進は軽いギアで行ったほうがしっかりとアシストが効きます。

ライド中にそれを実感したときに「なるほどこれはスポーツ機材だ!」と感じました。
なんにも考えずにギュインギュイン!というよりはしっかり操作してあげてしっかりペダルも回して上げる感じ。
好みもあるのかもしれませんが、自転車乗ってるぞー!って感じで好きでした。

さて醍醐味は上り。

写真がブレブレ。
この上りはよくスペシャライズドの研修に行くと使う場所なのですが、10%を超える場所もある丘越えです。
エコモード、スポーツモードだとしっかり頑張って上る感じ。
ターボモードだともう笑っちゃうくらい楽!!
TURBOのキャッチフレーズの一つに「地球を平らにする」というのがあった気がするのですが、なるほどこれは平らだわ!ってなりました。
この自転車なら、蔵王のお釜まで行くのにそんなに気負わなくてもちょっとしたお散歩感覚で行けるかも。
もちろん脚力のある速い人がガッツリ踏んで乗れば更に速い乗り物なのですが、サイクリングとして走る分には20代のバリバリレーサーも60代のサイクリング派の人もほぼ同じ速度で上れちゃいます。

上ったあとは下り。
講習で聞いたとおりハンドリングは不安要素なし。
油圧のディスクなのでブレーキング性能も問題なし。
フューチャーショックで路面の衝撃も問題なし。
乗り物として優秀。
想像以上に良かったです。

さて気になる走行可能距離なのですが、
内蔵バッテリーで約130km、オプションの外付けバッテリーをつけた状態でプラス約65km
合わせて最長195kmの走行が可能となっています。なかなか十分ですね。

そんなTURBOシリーズはサイクレスタでも試乗車をご用意いたします!!
国内販売は今春予定!
価格等はこちらからご確認ください。ご予約承っております。

また試乗車が入荷してきましたらお知らせさせていただきます。
興味のある皆様はぜひ乗ってみてくださいね。

 

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