試乗車、という名目で2年サイクルで乗り換えているワタクシ。
S-WORKS AETHOSももうすぐ2年になるということで新車に乗り換えました。
TIME ALPE D’ HUEZ 01 DISC
カッコ良!予定では新型DURA ACEのパーツを毎月デアゴスティーニしながらゆっくり組もうと考えてたのですが、新型のパワメも未だ入荷未定という中でフレームが思いのほか早く来たので組まないテはありません。
ほとんどのパーツをAETHOSから移植しました。
ホイールはROVAL CLX32ですがちょっと良いホイールを来年に向けて手組みしようと思っています。フレームサイズはXXS。165cmの私にはぴったり。ジオメトリ表を見て最初XSをオーダーしたのですが、どうも画像検索の見た目とジオメトリの数字に違和感があったのでよくよく調べてXXSに変更しました。
どことは言いませんがスモールサイズのバイクは見た目的に「コレジャナイ感」が出てしまうメーカーもあるのですがアルプ01は全然アリ。
ハンドルはROVALのRapide Bar 380mm。
来年の東京→糸魚川に向けて狭めのエアロハンドルにしました。
TIMEに乗るのは初めてのワタクシ。
お客さんからはTIME選ぶなんて意外!という声もありましたが、実は意外でもなんでもない思いがありまして。
遡ること20年前、カーボンフレームがまだまだ珍しかった頃、マウンテンバイカーのワタクシは2冊のカタログの前で悩み続けていました。
それがLOOKとTIME。
LOOKはフランスの英雄ローラン・ジャラベールが駆るKG381
TIMEは名機ボンジュール・レプリカの後継VX Special Pro
フレーム価格はKG381が290,000円、VXが330,000円くらいだったと思います。
2002年当時、フレームで30万越えるのはフトコロ的に厳しく、TIMEを諦めLOOKを選んだわけですが
もちろん、LOOKもずいぶん背伸びした買い物であったことには変わりなく。
KG381で初の東京→糸魚川に出場したし、ヒルクライムレースやクリテリウム、サーキットレースも走って、その宝物は色んな景色を見せてくれました。
その後
ケルビム、GIANT TCR 、キャノンデールCAAD4、再びLOOK595 、ニールプライドBURA SL、MERIDA REACTO、YONEX、TARMAC SL6DISC、AETHOS
スチールもアルミも含めなかなかの数を乗ってきたと思います。メッセンジャー時代のバイクはほとんど消耗品でしたけど。
そんな中でもTIMEという存在は常に意識していて、いつかはTIMEなんていう陳腐な言葉ではなく、TIMEを最初に選んでいたらどんな人生だったろうか?
愛憎入り交じる想いで20年間見てきたわけです。
フル内装のエアロロードの時代に、今なぜ2018年発表のアルプ01?
最先端のバイクを作るスペシャライズドは良い。乗り味の良さは随一だと思います。
だがしかし、今回の決め手はこの2022のカラー。
こんな事言うと元も子もない感じですがそんな選び方でもいいじゃない。
価格改定のアナウンスをきっかけにパラパラとカタログをめくっていた私の目を釘付けにしたのです。
まるで当時のVX SPECIAL PROを思わせる、赤黒ボディにホワイトのロゴは実にTIMEらしい色。
ちょっと最近のバイクにはないカラーかもしれません。クラシカルとも。
やってくれたなTIME。買うしかないじゃないか。ちなみにこのカラー、日本だと乗ってる人は少ない(少なくともinsta調べでは居なかった)。来季モデルまで待ったらこのカラーは無くなるかもしれない。
数少ない自社工場生産というのもロマンじゃないですか。RTM工法。
マトリックスパワータグの小林選手がアルプ01DISCで今季JCLを勝ちまくってるの後押しになったし、
価格改定というのもあったかも。(ポディウムさん、その節は色々ありがとうございました。)
一目惚れで衝動買いに近い買い物だったけど非常に気に入っています。
日曜日のショップイベントがシェイクダウンでポジションも何もまだ煮詰まってないので乗り込まないといけませんが、
想像以上にTIMEいいですねー。
TIME、当然ながらお取り扱いしておりますのでご注文お待ちしております。