どどんと入荷してきました新作タイヤ。
スペシャライズドのプロダクトの歴史はタイヤ作りから始まったのは意外と知られていません。
レーシングタイヤに冠された「TURBO」は同社の中で最も古くから使われてきた名称。
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スペシャライズドのサポートチームは今年からS-WORKS TURBO Rapid Airチューブレスタイヤを使用、ジロデイタリア、ブエルタアエスパーニャでの総合優勝を飾りました。
また、クイックステップのレムコ・エヴェネプール選手はブエルタでの総合優勝、世界選手権での優勝とTURBO タイヤが活躍しました。
ついでにですが、S-WORKS TARMAC SL7はデビューから3年連続で世界選手権を制しました。どんなYouTuberやブロガーのインプレよりも説得力を持って良いバイクと言えますね。
さてさて、新しいS-WORKS TURBO、全てのコンパウンドが刷新されセンターに転がり重視のT2 サイドにはグリップを重視したT5のデュアルコンパウンドを採用。
ラインナップ
S-WORKS TURBO Rapid Air 26c チューブレス
S-WORKS TURBO 2BR 26 28 30c チューブレス
S-WORKS TURBO 24 26 28 30c クリンチャー
※TURBO COTTONは継続販売となります。
ハイエンドチューブレスのRapid Airは実測230g、シーラントを含むシステム重量はクリンチャータイヤ+チューブよりも軽量です。
私自身チューブレスが絶対だとは思いませんし、既存のチューブレスシステムが全てのクリンチャーを凌ぐわけでもありません。酷いのも沢山有りますからね。
どちらかと言えばクリンチャー派の立場ですが、スペシャライズドが「最高のタイヤ」というプロダクトなら試してやろうってことで
ROVAL ALPINIST CLXⅡとTURBO Rapid Air 26cチューブレスに換装しました。
この組み合わせはレムコ・エヴェネプール選手が好んで使う組み合わせであり、世界を制したタイヤ・ホイールセットです。
ビードはCO2などを使わなくても普通の空気入れで上がりました。ビードを落とすのも素手でイケますよ。
体重65kgで空気圧は前5.5Bar、後5.7Bar
普段クリンチャーのときは前後とも5.0Barですが、タイヤが路面に対してしなやかに変形してくれるので5.5でちょうど良いと感じます。
不思議なものでチューブレスタイヤの場合モデルごとに良いと感じる空気圧がぜんぜん違うので乗らないとわかりません。
ヒルクライムから平坦巡航まで含めテストしてみましたが、特筆すべきは登坂性能。ダンシングで出力を振り絞るような状況でもタイヤのしなやかさがあるので進む感じがあり、路面の凹凸によるストレスが軽減できてると感じます。
もちろん平坦や下りでも凹凸に対して変形して衝撃を緩和しますのでギャップにも恐怖心を感じません。
TURBOはどちらかと言えば抵抗の低いタイヤだと思いますが、しなやかさを増してる分コーナリングもピッタリ決まる感じがします。
これまでに使ったあらゆるメーカーのタイヤの中でTURBO COTTONがベストだと思ってきましたが新型Rapid Air、超えてきました。
チューブレスという運用面での面倒くささはあるものの、さすが。はっきりとした進化を感じ取れました。
もしお持ちのホイールがチューブレスレディでしたらぜひともチューブレスで試していただきたいと思いますし、クリンチャー派の方にもぜひ新型S-WORKS TURBOを試していただきたいと思います。