5月13日に東京→糸魚川ファストラン・クラシック参加してきました。
山梨県をスタートし新潟県糸魚川市にゴールする290kmのファストランイベントです。
最後に走ったのは2019年(わさおさんと組んで総合3位!ゆうかさんが女子3連覇!今思えば奇跡の年!)
コロナで2回中止の後2022年は初めてサポートにまわり、とても楽しかったのですがやはり走りたい。
だがこの4年の間に私たちの生活は大きく変わりました。1月に息子が生まれ、かつ上の娘は次々と風邪をもらって熱を出して保育園休む(だが元気!)というカオスな家庭環境下 ゆうかさんの顔色伺いつつ「だって東→糸だもん」を旗印に、完走できるのかも怪しい状態で参加する4年ぶり13回めの大会レポートです。
前日 9:30店出発ハイエースにバイク4台。積み込みもノウハウが蓄積してスムーズです。
ほうとう屋、桔梗信玄餅の山梨パッケージをこなしイオンで朝食を買って初日終了。
20:30就寝
当日朝、予報は晴れ追い風。最高のコンディションの中で深瀬さんスタート。
深瀬さんも4年ぶりの東→糸。仕事の関係で乗る時間がありませんでしたがそれでも走りたい大会なんです。
わさおさん、結城さん、私。
毎度思うのがこの暗い中に多数のヘッドライトやフラッシャーが光るのが非常にテンションが上がります。
くだらないジョークを交わすのも早朝の寒さと独特の緊張感をほぐすためリラックスしているフリですね。
この空気感が非常に好き
プレーゴ・サイクレスタのNo.1エンデュランスメン、「わさおとゆーき」にどこまでついていけるか。
4:05スタート!
スタート-CP1 83.1km
雁坂みちと呼ばれる下り基調の道を進みます。
やはり基本的に二人が速く、私はなるべく足がブローしないように、かつローテーションは崩さず。
ツキイチするのはこのメンバーにおいては違うしイーブンで回していきます。
。。と言いながらも白州ぐらいで「このままだと最後まで持たない。千切れてしまおうか」と思っていました。
結局、富士見峠で限界がきて二人に別れを告げ脱落。離れていくのを見送りマイペースに切り替え登っていきます。
2人の背中が見えるうちにピークに差し掛かりますがダウンヒルでTTバーをフル活用するも追いつくことはありませんでした。
しかし一人になったことでペースを取り戻したのか脚が回るようになって諏訪湖周辺は良いペース。
CP目前まで来たところ、コンビニから目の前に出てきた2人のライダーはなんとわさおさん結城さん。
「どこから来たんですかーー?」と驚かせ合流。トイレだったらしい。
結局3人でCP1に到着。
CP1-CP2 65.7km
2人より力が無いのは自覚している。休憩時間を短く二人より先に出発。決して出し抜こうと思っておりませんよ!
CP出てすぐの塩尻峠でキャッチしてくれる想定でしたが松本市内まで追いつかれることはなく。市内を抜ける前に再び3人へ。
「脚あるじゃん」「ホイールがいいんだよ」
そうこの大会で使うため新調したGOKISO DISCが非常に良い子。
巡航力に優れ最高でした。
相変わらず二人は強い。イーブンで回ってるつもりだが40km/hとは。(涙目)
148.8km地点CP2到着。東→糸のキツさに喜びの涙が止まらない深瀬さん。
ここで深瀬さんに追いつく。
CPでタイムカードを無くすというトラブルもありましたが無事到着。
150km走ってまだ半分近くもある。
CP2-CP3 51.9km
犀川沿いをひたすら走って長野市内に突入。
長野駅前を通るルートは信号ストップが多くどうしても平均スピードが落ちてしまう。
いよいよ最大難所 坂中峠へ。200km近く走ってからの平均斜度8%はヤバすぎる。
自分のペースで上ろうという話になり。二人から遅れていく。
スピードメーターを見ると7.0km/hしか出ていない!
辛いぞ!こういう所で脚力差が出るよなー。悲壮感たっぷりの顔で走っていると、対向車から
「真哉さんガンバレー!」の黄色い声援が。
なんとエイコさんカツコさん!!
毎年応援してくれるプレーゴ・サイクレスタの熱心なファンの方(身内)!!
うおおおお!ココさえ上ればあとは下るだけ!
力を振り絞って峠を越える!
坂中トンネルを抜けるとわさおさんゆうきさんが待ってくれていた。
200.7km地点CP3 信濃町到着。
は~。なんとか3人で来れた。いやもう脚残ってませんて。
ボトルは5本め。阿部くんにお願いして買っておいてもらったコーラを詰める。
CP3-ゴール 87.7km
ここから海に向かって40km近いダウンヒル祭り。上りが終わったので心なしか脚も軽い
GOKISOの本領発揮するとき!
だがわさおさんのダウンヒルが速い!千切れそうだ!ついていくのがやっと。あとでGARMINをチェックしたら60km/h出ていた。
なんとか下りきりサンロク線に入って間もなくゆうきさんがパンク。(2年連続2度目の当選)
メカトラ時は置いていく約束をしているけれどここまで来たら3人でゴールしようぜ。
10分のロスタイムで復帰。
上越から糸魚川まで残り40km。海岸沿いはフラットのようだが細かいアップダウン。
景色に変化なくひたすら踏み続けなければならないのです。
わさおさんも徐々にキツくなってきてるし私もツラすぎて頭のなかでピカピカブーが流れていた。
残り2kmでゆうきさんも脚が終わり私が僭越ながら先頭をひかせてもらい遂に!ゴール地点国富アネックスへ
13回出た中で最もキツく、最も楽しい3人旅。
正直私は何処かで一人旅になると思ってたし完走できるかも分からなかったけどここまで来れた。「わさおとゆーき」にとても感謝。
途中で別れたりもしたけれど私たち無事にゴールインしました。
走った者にしかわからない幸せな時間帯。
「靴脱がせてくれよお~、ジャージ脱がせてくれよお~」
そして遅れること1時間30分後フカセシもゴール!やったなフカセシ!良かったなフカセシ!
いつもならゆうかさんとの息の合ったローテーションだけど1人で頑張りました!
エイコサン、カツコサン!
応援ありがとうございました!(義)息子頑張りましたよ!
阿部くんも全区間で車を間に合わせてくれて補給に滞りなく、見事なサポートでした!どうもありがとう。サポートの存在なしには東→糸は参加できないのです。最もリスペクトすべき存在。
夜は糸魚川市内で乾杯!
地魚も酒もうまいのなんの。
ホテルに戻って即寝落ち。
翌日 閉会式のため再びゴール地点の国富アネックスへ
今回は表彰対象にはならなかったけれど、明治大学自転車競技部や52回も続く大会の歴史に触れた温かい空気に包まれた会。みんなニコニコしている
参加賞のTシャツ今年は黒ピンク。毎年違うデザインだからコレクションしている。
完走証をもらって帰路につく。
マリンドリーム能生でカニを買うのが恒例。いつもの惣栄丸がなくなってしまい買うのやめようと思ったけど、フカセシが良さそうなお店を見つけてくれた。ありがとうフカセシ。
柏崎のじょんのびたいむに寄って師匠エノサンにご挨拶。70過ぎてまだまだ現役ライダー&メカニック。昨日も完走したと嬉しそうだった。
私も精進します。
さて~これでプレーゴ・サイクレスタチームの第52回東京→糸魚川ファストランクラシック、290kmの旅はこれでお仕舞。
今年はまだコロナの影響もありエントリーは少し寂しく感じましたが昔より確実にレベルは上がっていると感じた。
各チーム目指すものは違うけど、ウチのチームは変わらないスタンスで参加するし、大会が続く限り参加するために自転車に乗り続けるでしょう!
大会関係者、ボランティアの方には感謝しかありません。毎年開催してくれてありがとうございます。
以前はただの参加者として来ていたけれど、顔を覚えてもらってたり記事を読んでくれてたりするらしく、当事者意識も持つようになりました。(悪いことできんな)
盆暮れ正月糸魚川ファストラン。次の年中行事まであと1年しかない!
いいときもあればわるいときもある。今年は苦しい中で仲間に助けられた。
来年は2人を助けられるように頑張りたい(生活が許せば)。
東京→糸魚川ファストランは人生だぜ!(詠み人知らず)
結果
総合14番目に着いた/215
40代では4番目に着いた
かかった時間9時間54分02秒
平均時速29.13km/h
(レースではないという事なので書き方についてはお察しください)