雑記

第53回東京→糸魚川ファストラン・クラシック参加してきました!

5月18日(土)にお休みをいただきまして、東京→糸魚川ファストラン・クラシックに参加してきました。
山梨県をスタートして新潟県糸魚川市にゴールする230kmのファストランイベントです。
昨年の私は下の子が生まれたばかりとあって完全なトレーニング不足。わさおさんと結城さんに助けられてのゴールでした。
今年はライダー7名、サポート2名のチーム規模を拡大しての参加。
年末から計画的にビルドアップを開始した私、山形にあって雪が少なかったので冬トレーニングも捗りました。
万全な状態で臨む今大会。
しかし!うっかり一週間前に子どもから風邪をもらってしまいおいおいどうなるんだー?でなんとか迎えた今年の東→糸の記録です。


初日は完全な移動日。
ハイエースに揺られること470km笛吹市に到着。
観光客は観光客らしくほうとうの店「小作」で夕食です。


基本であり一番人気のかぼちゃほうとう。鉄鍋でアツアツのこちらはさながら罰ゲームのよう。


おざら。たどり着いた正解はコレ。
イオンで水やら明日の朝ご飯を調達し就寝。
今回初めての宿を取ったのだけど外が騒がしく寝れなかった。
20時には布団に入ったのだけど最後に時計を見たのは1時だった。来年は違うところに泊まろう。


レース日、3:50スタート組とサポートゼッキーさんと。。。うっかり。


スタートラインに


15秒前。

毎年思う。朝の寒さと無数の自転車のライト。
ついに始まるという高揚感は他では味わえないのです。
その昔、高尾スタートだったころは眼の前にラブホがあって建物がピンクやら青やらのライトアップされた幻想的な風景でした。
泊まってるカップルは外が騒がしくさぞ嫌だったろうなと。


5:10スタート組の結城さんと大泉。
気温11度。予報より低くデュアルスーツだと寒い。ああやっぱり寒いのはダメなんだなとジャージを上に重ね着してベストを着る。それでも寒い!
既に明るく、後半のトンネルのためにライトを切っておく。


スタート→CP1  83km
スタート直後から結城さんのオーバーペースが気になったので声をかける。
私が遅いだけなのかオーバーペースなのかは本当のところはわからないけど後半足がなくなるのは恒例なので慎重にスタートしたいところ。
すぐに気温が上がるだろうと思っていたけど12度くらいから上がらず、風邪の影響か心拍数も上がらない状態が続いてしまう。
体が固くエアロバーポジション
予報では弱い追い風だったのだけど実際には向かい風それなりに交通量も多く走りづらさがあった。
富士見峠で結城さんがググーっと加速していくので、あくまで私は自分のペースで行きたかったので先に行くならどうぞと言ったが結局2人で登り切ることになった。


どこだっけ?

CP1→CP2 150km
出てすぐの坂で結城さんチェーン落ち。
どうやら車での移動時にエンドが曲がってしまったらしく少し待つ。
こういう事のケアも遠征時には大事よなと思う。
松本市内は恒例の渋滞。
工事区間もあってなかなか進まずに苦労していると、カペルミュールの選手2人とアスペン、ロジャースの選手各1の4名トレインが華麗に抜いていく。
チャーンスとばかりに後ろに飛び乗ると、カペルミュールの2人だけが回っていて後ろはツキイチ。
その後ろにいる私達には回ってこないのだけれど、こういうのってタダ乗りで罪悪感を感じつつ。
気温も上がってきて脚もフレッシュさを取り戻してきたころ、アスペンの選手が回してもよろしいでしょうか?という感じでローテしはじめる。
ついでロジャース、私、結城さんとローテに加わりかなりの快速トレインになった。
ロジャースの選手がきつそうだったので早めに交代。人数は多いほうがいいからね。
しかしながら犀川沿いのアップダウンに入ると気づけば1人千切れ2人千切れ、CP2に着く頃にはカペルミュールの選手1名、私、結城さんの3人になっていた。
CPで丁寧にお礼したあとチェックを受けるが、サポートカーが到着しておらず。
ニイゼキ車も隊長車も松本市内の渋滞で遅れに遅れたらしい。
居ないならば行くしかないのですぐにCPを出た。

CP2→ゴール
今年のコースはここからが新コース。
10%超の坂が5km続く上りから入る。
150km走ってからの10%は旧コースの坂中峠を上回るキツさ。
34-30でなんとか上る。
脚自体は調子がいいので淡々とこなしていく。
優花さんがいつか言っていた、「脚を止めさえなければいつかは坂は終わる」
人生訓のような言葉を思い出しながら。
途中わたる君に追いつく。
みんなは少し先にいるらしい。オダシーさんはまだCP2に到着していないとのこと。
どっかで抜いてきたのかな?


上り切る直前で隊長車、新関車が追いついてきた。
プレーゴ・サイクレスタのジャージは格好良いよなと。


力を振り絞って上る。
坂のピークでサポートカーとオダシーさん以外の全員が揃ったのは奇跡。
ボトルを受取り荷物を入れ替え、先行する結城さんと私をニイゼキ車がバックアップすることになった。


見てほしいこの白馬の雄大な景色。
この大会ではビューを楽しむ余裕などないのだけど思わず声がでた。
白馬の道の駅あたりがこの大会のピーク。
ここからゴールの糸魚川まで50km以上に渡るダウンヒルが続く。

下りはRapide CLX2が本領発揮。
斜度もなかなかだったがエアロなエートスは無茶苦茶速い。
Rapide CLX2を自分用に下ろしたのはこの春からだけど、本当にいいホイールだと思う。
CLX1より確実に進化してるし、より回るホイールになっていると思う。
脚が残ってるという感覚もないけど後からログを見ると出力は出てたので調子は良かったのだと思う。

そして残り19km。
このまま下りきってゴールするぞーと走っているときにそれは起こった。
トンネル内の大きな穴に「ドンッ!!」という衝撃とともに落ちてしまい、パンク。
ハンドルを取られながらなんとかトンネル出口まで移動。
確認するとタイヤがカットしており、後輪も大きくカットしてしまっていた。
結城さんが待ってくれようとしたけど行ってもらい、私はリタイヤすることにした。
今回、GP5000 TT TRという高性能だけどリスキーなタイヤを使用していたので起こり得ることだったので仕方ない。
スペアホイールも無いのでニイゼキ車に回収してもらいゴール地点に向かった。


結城さんゴール。
できればラストまで一緒に走りたかった。


岸さん、fukasesi、阿部くんゴール。
阿部くんのダウンヒルのスピードがエグかったらしい。


わたるくん、途中パンクでサポートカーを待つ必要があり時間かかったが粘りのゴール。
3日前に参加が決まったにも関わらず頑張りました。


風呂後、リタイヤ申告に行く。どこで?残り20kmくらいっす。じゃあCP2ね。


結局オダシーさんもリタイヤ。
リタイヤ組とサポート陣で記念写真。


毎年応援に来てくれるチームの応援団のお二人。今年も差し入れありがとうございました!


夜。さあ宴会だ~!!


刺盛り、ホタルイカの天ぷら、ビーフシチュー。なんでも美味い。
糸魚川の地魚に舌鼓を打ちつつ


滅茶苦茶元気なサポートニイゼキ氏。タフだね
あそこでトラックがさあ~とか振り返り充実の1日に乾杯!
この瞬間よな。糸魚川終わりの大好きな時間。


悪ノリの餌食。


翌日の表彰式。Fukasesi が見事女子の部3位に!おめでとう!


総合。結城さん第8位!年代別1位!おめでとう!
完走したライダー全員が1枚めに入ることができました。


帰り道。
マリンドリーム能生でカニをお土産に買って
柏崎に寄って師匠じょんのびたいむのエノさんにご挨拶。
エノさんの存在なしにはサイクレスタも東→糸参戦も実現しなかった。人生の師。
今大会も完走を果たし底なしの元気っぷりを見せていた。
私もまだまだ若造です!!


お昼は新潟タレカツ丼。名物は押さえる。



山形着、片付けをしているとお出迎えのきょうぺーさん。
いや、車の中で「しまった」顔をしていたので休みなのにうっかり来てしまったに違いない。

と、いうわけで今年のプレーゴ・サイクレスタ、東京→糸魚川ファストラン参戦記はここまで。
私は14回めの参加にして初のリタイヤに終わりました。
例年以上に練習してきたにもかかわらず悔しさみたいなものがなく。
14回も出ていると「これも東京糸魚川」と割りきれるのだなと思った。
それよりもここに来れた充実感やまた参加できた喜びが大きいのかなと。

少ないキャリアの人ほど一回の結果に一喜一憂してしまう。
そんな違いでしょうか。
もっと言えば
エノさんはじめ30回以上出てる人はすでにメンタルが違うのである。

来年はまた同じパフォーマンスで参加できるかわからないけど、どうであれ必ず戻ってきたいと思います。よろしくおねがいします。

だって、この大会は年中行事ですからね。盆暮れ正月東京→糸魚川。

東京→糸魚川ファストランは人生だぜ!(詠み人知らず)

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